2020年3月22日日曜日

ゼミ17期生達の巣立ち

先週木曜日、ゼミ17期生の皆さんが卒業式を迎えられました。当初その内の一人が卒業判定に引っかかりましたが、二次判定で起死回生の復活劇を遂げ、無事に全員が揃って卒業できたことは何よりでした。現在も蔓延する新型コロナウィルスの影響で、規模は小さく、保護者や在校生、教員の臨席さえも許されない中での学位授与式でしたが、今年は多くの大学が卒業式を中止しているなか、曲がりなりにも学位授与式が行われたことはとても良かったと思います。そのような関係で残念ながら私は出席することが出来ませんでしたが、ゼミ生一同が揃った写真が送られてきて、少し胸が熱くなりました。
4月からはそれぞれが自分の選んだ道を歩み始めることになります。先の人生がどうなるかは誰にも明確にはわかりません。そういう意味で人生には不確実性がつきものですが、これまで培った経験に磨きをかけ、さらなる経験を積み重ねて備わる自らの知見により、その不確実性を出来るだけ小さくすることは可能です。不確実性にもいろいろあり、次に出るサイコロの目はわからなくても、その目の出る確率分布はわかっているような不確実性(≒リスク)と、確率分布すらわからず、何が起こるか何が出るか全く分からない不確実性もあり、後者の不確実性を経済学では『ナイトの不確実性』と呼びます。何が起こるかわからないことで人々は不安や恐れを抱き、時に身動きすらできなくなることがあります。現在、コロナウィルスの蔓延に慄く日本や世界の状況は正にこの『ナイトの不確実性』に直面している状況なのです。言うなれば、人生もこの『ナイトの不確実性』に満ちたものなのですが、それに対して自らの経験や他者からの教え、先人や人生の諸先輩方の助言や協力などが上手く合わさることで、不確実性は小さくなり、やがて次に進むべき道が照らされることになります。
今回卒業を迎え4月から新たな人生を歩み始める皆さんにも、この『ナイトの不確実性』に屈することなく、実りある人生を謳歌されることを心から願っています。人生は波乱万丈、いつどうなるかはわかりませんが、振り返ってみると『いい人生だったな~』っと思えるよう日々の生活を送られて下さい。人生の岐路に立たされた時、私からの助言や協力は一切惜しむつもりはありません。前にも言いましたが、当ゼミの卒業生には私からの永久保証がついているのです(笑)またいつか皆さんとお会いする日を楽しみにしています。ご卒業、おめでとうございます!!

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